水俣のうみ、
そして、ドラム缶に詰められて埋められている魚たちをわたしはどーーしても外に放ちたかった。わたしの中で、魚たちに魔法みたいなもんをかけて、もいちど命をもってもらいたかった。
鳥さんになって自由に空にも飛んで欲しかった。
てか、それこそ今飛んでると思う!
(埋立地には、メチル水銀のヘドロだけでなく、お魚さんたちも埋められてます。その数ドラム缶300こ以上。)
やっと形にできた!
といいつつ、、、
なんかまだ終わってないです。
この感覚は、すごく何年も前から描きたかった、形にしたかったもの。
だけど、なかなか納得いく作品ができなくってずっとずっとねかせていました。
このことについては、これからもわたしはずっと考え続けると思う。
とりあえず自分たちのロゴとして表してみました。
HUNKAくぼやままさこ
私たちの暮らす水俣ではかつて四大公害病のひとつ「水俣病」が発生しました。
もちろんこれだけではないのは前提で、私たちはそんな水俣が好きです。
たくさんのことを教えてくれる、考えさせてくれる、気づかせてくれる、時には悩んだ時に救ってくれる、「水俣病」があった、そのままの水俣が好きです。
そんな水俣での暮らしは、二人とも「よそもの」にもかかわらず、近所のおっちゃんおばちゃんは陽気に声をかけてくれ、日常のなんてことない話をしては笑って、食べ物を持ってきてくれたり、草木のこと、畑のこと、生き方などをも教えてくれます。
ここには、本当の「豊かさ」があることに気がつきました。
皆さんもそうかもしれませんが、「水俣病」のことは簡単にたやすく話題にしづらかったり、かたっ苦しかったり、なんだかややこしかったりするのも事実。
なんというか、そこを、
身近なことなので、身近に。もっと当たり前に、触りやすく。
だって、どんなにここから離れていようと、この世界に生活する以上、関係ない人は一人もいないです。
みんなで日々考えていきたい。
私たちも日々勉強中、考え中。
何はともあれ、私たちらしく、
素朴な、手描きの線のようなタッチで、やっていこうと思います。
よろしくお願いいたします。