[移住者夫婦HUNKA目線で見る感じる今の水俣]お話会とシルクスクリーンのプリントワークショップat来迎院(熊本市西区)
2021年7月23日(土)
熊本市西区春日にあるお寺「来迎院」さんで、私たちHUNKAのお話会&シルクスクリーンワークショップを、日月茶会さんの企画で開催させていただきました。
お話のテーマは「移住者夫婦HUNKA目線で見る感じる今の水俣」
私たちは同じ熊本県ではありますが、夫が合志市出身でIターン移住で10年目、妻が熊本市出身でJターン移住で6年目です。(移住の形もいろんなターンがあるんですね!!)
アルコール消毒、マスク着用、こまめな換気などコロナ対策万全。
このようなご時世にもかかわらず、ありがたいことに11名の方が参加してくださいました。
①自己紹介、HUNKAのこと.
②私たちが住んでいる水俣のこと.
水俣市の地理や人口、産業や歴史。そして水俣病〜安賃闘争などの概要も話させていただきました。
③「水俣病があった水俣」だからこそ.
④当事者でもない、支援者でもない、水俣出身でもない、私たちができることすること.
⑤草にはかなわない.
私たちが耕作放棄地を開き、畑や田んぼをしている経緯などを話させていただきました。↓
一方的に話をするのは、苦手だし、そういう会にはしたくなかったので、途中途中みなさんに問いかけてみたり笑。企画してくださった日月茶会の木本さんも掛け合ってくださったり、なんだかいい雰囲気で皆さんとお話できました。
お話が終わった後は、「シルクスクリーンプリントワークショップ」◎
『甦魚』という、イラストと描きました。
これを好きな色を選んでもらって、綿麻のエコバックにプリント。
裏には、他のフンカオリジナルのイラストをプリントしてもらいました。
今回インクは、天然顔料に変えました!!
話すと長くなるので、さっぱりと説明しますが、
私たちが住んでいる水俣では、市内にあったとても大きな化学工場がとても汚れたヘドロを含んだ水を水俣湾に「薄まるでしょう!」とそのまま流したのですが、海にいた魚などの生物がその排水を取り入れて、その魚を周辺と人は食べました。すると、その魚を食べた多くの人が、とても恐ろしい神経障害を発症しました。
そのヘドロを体に取り入れてしまったお魚のことを「汚染魚」と呼ぶのですが、
(汚染魚て。。すべて人間の勝手なのだけど、なんというこった)
その汚染魚たちは、ドラム缶にコンクリート詰めにされて、埋立地に埋められています。その数300こほど。ドラム缶に入りきれなかった分が散らかってビニールシートがかぶせてあったとも聞きました。
今、そこは地盤もゆるゆるなので建物も建てることもできず、なんてことない砂利の空き地になってます。
なんともなあ、と思いまして。
その魚たちを、
窮屈だろうに、なんのこっちゃ分からずいきなり埋められてびっくりしてるだろうに、
放ちたい。と思った。
もう一度、海をスイスイ泳いで、それだけでなく羽が生えて空も飛べるように。
そこの海に行くと、私には、見えます。
私としては
おごがましくも、救いたい、癒したい、と思った(こりゃー!人間が救えるものか!癒せるものか!てんだっ!)
なんというかそういうものに「気」を行きめぐらせたいと思った。
家も住む人がいなくなったら、あっという間に朽ちるように、そういうものはあると思っている。
ぜんぜんさっぱり書けなかった。。。笑
私は、これを絵だけでは、終わらせたくなくて、
やりたいこととしては、エコバックとかいろいろな日用品などにして、いつもの生活で使う。ということ。
普通に使って日常に溶け込ませないと意味がないと思っている。
当たり前に、それぐらい、今生活している私たちのルーツにあることなのだと考える。
今回それができてよかった。初めての試みだった。
できればもっともっとやっていきたい。こういうワークショップをやりたい。
この絵を、日常の、普段の、いつもの日々に、に描いていきたい。
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